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時崎「この世界!? ああ、踏切と信号機の事?」
七夏「はい☆」
七夏ちゃんは、俺が蒸気機関車イベントで買って来た「C11蒸気機関車」の鉄道模型を線路に乗せた。
七夏「柚樹さん☆」
時崎「あ、ああ!」
七夏ちゃんの想いは分かる! 俺は机の上にあった車掌車を、C11蒸気機関車の後ろに繋いだ。今朝のテレビの場面が再現される。
七夏「出発ですっ☆」
時崎「出発進行じゃない?」
七夏「はいっ☆ 柚樹さん☆」
七夏ちゃんと一緒に「小さな列車の旅」を楽しんだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
時崎「それじゃ、七夏ちゃん、俺は部屋を片付けるから」
七夏「はい☆」
自分の部屋に戻って片付けを行う。1ヶ月の間に変わってしまった部屋を、元どおりにして行く。雑誌や飛び出す本を持って帰るのは荷物になるけど、捨てるつもりはない。
七夏「柚樹さん!」
扉の向こうから七夏ちゃんの声がする。
時崎「七夏ちゃん?」
七夏「えっと、これを使ってください」
時崎「ありがとう! 丁度、取りにゆこうと思ってた」
七夏「よかった☆」
七夏ちゃんは、水を入れたタライと布巾を持って来てくれた。
七夏「それじゃ、また後でです☆」
時崎「ああ!」
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