第四十五幕:思い出は七色の虹へ

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時崎「この世界!? ああ、踏切と信号機の事?」 七夏「はい☆」 七夏ちゃんは、俺が蒸気機関車イベントで買って来た「C11蒸気機関車」の鉄道模型を線路に乗せた。 七夏「柚樹さん☆」 時崎「あ、ああ!」 七夏ちゃんの想いは分かる! 俺は机の上にあった車掌車を、C11蒸気機関車の後ろに繋いだ。今朝のテレビの場面が再現される。 七夏「出発ですっ☆」 時崎「出発進行じゃない?」 七夏「はいっ☆ 柚樹さん☆」 七夏ちゃんと一緒に「小さな列車の旅」を楽しんだ。  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 時崎「それじゃ、七夏ちゃん、俺は部屋を片付けるから」 七夏「はい☆」 自分の部屋に戻って片付けを行う。1ヶ月の間に変わってしまった部屋を、元どおりにして行く。雑誌や飛び出す本を持って帰るのは荷物になるけど、捨てるつもりはない。 七夏「柚樹さん!」 扉の向こうから七夏ちゃんの声がする。 時崎「七夏ちゃん?」 七夏「えっと、これを使ってください」 時崎「ありがとう! 丁度、取りにゆこうと思ってた」 七夏「よかった☆」 七夏ちゃんは、水を入れたタライと布巾を持って来てくれた。 七夏「それじゃ、また後でです☆」 時崎「ああ!」     
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