第四十五幕:思い出は七色の虹へ

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七夏ちゃんが、そっと扉を閉めてくれたあと、今の「おやすみ」が一旦は言い納めになるのかと思うと、少し切なくなった。でも、本来の予定ならもっと早かったはず、今日まで一緒に過ごせた事に改めて感謝しつつ、明日も楽しく過ごせように意識を切り替えた。 時崎「明日、この街を発つのか・・・」 本当なら「自分の住む街に帰る」という言い方になるのだろうけど、これはもう意識とは別に心が「この街を自分の帰る場所」のように思っているからなのかも知れない。俺は、いつかこの街に帰ってくるという決意を固め始めるのだった。 第四十五幕 完 ---------- 第四十五幕をお読みくださり、ありがとうございました! 「次へ」ボタンで、次回予告です!
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