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凪咲「でも、お泊りのお客様が居ないと、民宿としては寂しいですので、そういう意味では困るかしら? ですから、柚樹君が居てくれると賑やかになって助かります!」
時崎「そんな・・・」
凪咲「あ、すみません。お話って何かしら?」
時崎「今、訊きたかった事を全て聞けました。ありがとうございます!」
凪咲「あら。柚樹君も気にかけてくれて、ありがとうございます!」
七夏「お母さん! あっ! 柚樹さん!?」
時崎「七夏ちゃん。どうしたの?」
七夏「えっと、さっき、電話が鳴ってたみたいだから・・・お客様かなって」
凪咲「お問い合わせがあっただけよ」
七夏「やっぱり、民宿で禁煙って・・・難しいのかな・・・」
凪咲さんは、はっきりと言わなかったが、七夏ちゃんはすぐに察したようだ。このような事が結構あるのかな・・・。
時崎「俺は、禁煙の民宿って良いと思うよ!」
七夏「え!?」
時崎「だって、たばこの煙が苦手な人もいるでしょ?」
七夏「あっ・・・」
時崎「別にたばこを吸う人の宿泊がダメって訳じゃないよね?」
七夏「はい! 勿論です! 私、ここで過ごす間、少し、おたばこを我慢してくれれば・・・その方が、ご飯もおいしくいただけます!」
時崎「なるほど。確かに! ご飯だけでなく、空気も美味しいよ」
七夏「くすっ☆」
凪咲「それでは、私はいいかしら?」
時崎「あ、すみません! 凪咲さん」
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