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七夏ちゃんの顔が少し赤くなっているような気がした。このままでは二人とも熱膨張で蒸発してしまいそうだ。俺は気持ちを切り替える。
時崎「七夏ちゃん! 今日の夕食、楽しみにしてるよ!」
七夏「え!? はい☆」
俺は居間へと移動した。このままここに居ると、息が詰まりそうになりそうで、つい距離を取ってしまう・・・。七夏ちゃんとの程よい距離感が分からないままだ。虹は近づき過ぎると見えなくなる・・・一度見えなくなると、虹の方から歩み寄ってくれないと、見つけるのは難しい。俺は、虹がもっとも輝いて見える距離を探し続けていた。
第十四幕 完
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