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七夏「はい。このあと用事がありますので、それが終わってからでも、いいですか?」
時崎「もちろん。ありがとう」
七夏「はい! それでは、ごゆっくりどうぞです☆」
そう言うと、七夏ちゃんは軽くお辞儀をして、自分のお部屋に入ってゆく・・・なんとも心地よい香りが残る中、その姿を見送る。さて、後で七夏ちゃんに見せる写真と、この街で撮影できた「ブロッケンの虹」や「綺麗な風景」など、俺のお勧めを、まとめておこうかな。まだ撮影した写真の一部は写真機の中にあるだけだ。このままでは小さな液晶画面でしか確認できないので、タブレット端末「MyPad」に撮影した写真画像を転送する。写真撮影機には無線通信可能なメモリーカード「Flash WiFi」が搭載されているので、データの転送は手軽だ・・・が、写真データが大きい為、データ転送に少し時間がかかるのが難点だ・・・。しばらくすると転送が完了した。俺はお勧めの写真をフォルダーを作成して分けて行く。振り分ける中で、七夏ちゃんの写真を再び見てみると、やはり、何度見ても瞳の色は翠碧色だ。もう一度、七夏ちゃんを写真に撮りたいと、改めて
思ってしまう・・・その理由は---
・・・トントン・・・ドアをノックする音がした。
時崎「はい!」
七夏「柚樹さん。七夏です」
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