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七夏ちゃんにとって、幸せな事とは、何なのだろうか?
とにかく、七夏ちゃんと一緒に過ごす時間を増やせば、見えてくると信じたい。
しばらく考えて、気持ちの整理も出来たので「いつもの事」のように、七夏ちゃんの顔を見にゆくことにする。
居間へ移動すると、七夏ちゃんが何かを作っているようだ。
時崎「おや? 七夏ちゃん、おにぎり作ってるの?」
七夏「はい♪ おむすびです☆ 柚樹さん、お腹空きました?」
時崎「いや、それは、まだ大丈夫だけど・・・」
七夏「もう少し、待っててくださいね☆」
時崎「ああ。ありがとう」
俺は、七夏ちゃんが、手際よくおにぎりを作っている様子に、少し興味を持った。
七夏「??? えっと、どうかしました???」
時崎「とても、手際がいいなと思って」
七夏「くすっ☆」
おにぎりを作っている七夏ちゃんは、とても楽しそうだ・・・それを見ていると俺も何か出来ないかなと、机の周りをぐるりと見回す・・・おにぎりの具は梅干、かつお、こんぶ、たらこ・・・と定番のものから、ジャコ? と・・・これは、なんだろう? その具を覗き込んでいると、
七夏「あ、えっと、それは、刻みうなぎさんです♪」
時崎「う、うなぎ!?」
七夏「土用ですので♪」
時崎「ん? 今日土曜日だったかな?」
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