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七夏「そうじゃなくて、夏の土用(丑の日)です♪」
時崎「なるほど!」
うなぎのおにぎりは食べたことが無いので、今からちょっと楽しみなのだけど、いつも作ってもらってばっかりで、申し訳なくなってきた。俺にも何か出来る事はないかな・・・。
時崎「七夏ちゃん!」
七夏「はい!?」
時崎「俺にも何か手伝える事ってないかな?」
七夏「え?」
時崎「いつも見てるばっかりで申し訳なくて・・・」
七夏「それは、柚樹さんは一応、お客様ですから♪」
時崎「そ、それはそうなんだけど・・・」
俺は、七夏ちゃんから「お客様」って言われると、少し切なくなる事に気付き始めていた。
七夏「柚樹さん?」
時崎「え?」
七夏「柚樹さんも、作ってみます? おむすび・・・」
俺の表情の変化から心を読まれたのか、七夏ちゃんはそう尋ねてきた。
時崎「手伝ってもいいの?」
七夏「はい♪ 助かります☆」
時崎「ありがとう。失敗したら自分で食べるから」
七夏「失敗しないように、私が頑張ります!」
時崎「じゃあ、よろしくお願いします」
七夏「はい☆ よろしくです☆ では、柚樹さん、手をよく洗って来てください」
時崎「分かったよ」
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