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七夏ちゃんは、少し驚いた様子だが、その後、凪咲さんの方へ視線を送る。
その行動は、俺をお客様と認識しているからだろうか・・・少し切ない気持ちになるのは、何故だろう・・・。凪咲さんは、優しく笑みを浮かべる。
凪咲「柚樹君、ありがとうございます。七夏、一緒にお昼、頂きなさい」
七夏「はい!」
その後、七夏ちゃんは笑顔で返事をしてくれた事が、先ほどの切なさを、こそばゆさに変えてくれた・・・嬉しいが、これはこれでなんとも言えない感覚だ。
七夏ちゃんは、手際よく自分の料理も用意し、こちらに視線を送ってきた。最初、その視線の意味が分からなかったが、こちらの「いただきます」を、待っているという事に気付いて、なんか自分の気の利かなさが情けなくなってくる。
時崎「いただきます!!」
七夏「いただきまーす♪」
俺の声に続いて、七夏ちゃんも挨拶をする。
時崎「おいしい!! 凪咲さん流石、料理上手だね」
七夏「はい! ありがとうございます!」
・・・続いて、おにぎりも食べてみる。
・・・!! これも、良い味加減だ。
時崎「この、おにぎりも良い味加減で、おいしいよ!!」
七夏ちゃんも、おにぎりを口に運び、
七夏「よかった! 上手くできてます!」
その言葉に、俺は反応する。
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