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心桜「そうなんだけど、あーなんかもう、訳が分からなくなってきたよ」
七夏「そう言えば、この前、知らない人に声を掛けられて・・・」
心桜「うぉー!! つっちゃーナンパされたの!?」
七夏「そ、そうじゃなくて、私は知らない人なのですけど、声を掛けてきた人は私の事を知っているみたいで・・・私、その人の事忘れているのかなーって思って一生懸命思い出そうとしたのですけど・・・」
心桜「あー、あたしだよ、あたしっ!!・・・って、言われても、相手の名前が出てこない・・・ってやつか」
七夏「はい。一生懸命思い出そうとしたのですけど・・・」
心桜「そういう時は、単刀直入に『名前』を訊くといいよ」
七夏「それって、失礼にならないかなー」
心桜「ここでのポイントは『名前』なんだよ」
七夏「???」
心桜「まず、『ごめん、なんて名前だったっけ?』と訊くと、例えば『時崎です』・・・と、苗字が分かるよね?」
七夏「はい・・・って、どおして柚樹さんの名前が!?」
心桜「まあまあ・・・そこで、『あ、苗字は分かってるんだけど、名前が思い出せなくて・・・ごめん』と続け、名前も教えてもらう」
七夏「なるほど☆」
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