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心桜「『名前が分からない』という事なら、相手もそんなに傷つかないと思うよ。さらに随分変わった(綺麗になった/格好よくなった等)から分からなかったよ・・・と彩を添えてあげれば完璧!」
七夏「ここちゃー、凄いです!」
心桜「しかし、この方法は弱点もあるよ」
七夏「え!?」
心桜「同じ相手に二度使えない」
七夏「さすがにそれは・・・」
心桜「んで、つっちゃーは、その人の事、思い出せたの?」
七夏「いえ・・・。以前にご宿泊くださったお客様だったのですけど、私はお話した記憶が無くて、でも、その人は私の事を覚えててくれたみたいで・・・」
心桜「なるほどねー。つっちゃーは、一度見たら忘れられない魅力があるからね~」
七夏「そんなのないよー」
心桜「あるよーって・・・ちょっと本題に戻さないと」
七夏「本題?」
心桜「つっちゃー、まさかの物忘れですか!?」
七夏「えっと・・・物忘れがひどいという事でお悩みのご相談ですね」
心桜「なんとか、首の皮一枚つながっていたか・・・」
七夏「ここちゃー、それって、事実上つながってないって意味になります」
心桜「あははー。だからこそ、あたしが繋げてしんぜよう!」
七夏「いつの時代の人なの?」
心桜「まあまあ、んで、物忘れにはもうひとつあって『忘れるという事は、今の自分にとって必要の無い事』と考える事もできるよね。大切な事って忘れないはずだから。忘れる事も成長なんだよ」
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