第十六幕:虹を映す少女

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七夏ちゃんも寝癖は蒸しタオルで整えているのだろうか・・・。 七夏「朝食、もうすぐですので☆」 時崎「ありがとう」 蒸しタオルで寝癖を整える・・・確かにこれは効果的なようで、寝癖はすんなりと収まってくれた。 凪咲「おはようございます」 時崎「おはようございます! 凪咲さん!」 凪咲「七夏なら、お庭かしら♪」 時崎「え!?」 俺は無意識に七夏ちゃんを目で探していたようだ。 凪咲「朝食、出来てますから、どうぞ!」 時崎「ありがとうございます!」 七夏ちゃんがお庭から戻ってきた。 七夏「あ、柚樹さん! ねぐせ、直りました♪」 時崎「ありがとう! 七夏ちゃん、助かったよ」 七夏「くすっ☆」 七夏ちゃんから借りていたタオルを返す。 時崎「七夏ちゃん!」 七夏「はい!?」 時崎「朝食、まだなら一緒にどうかな?」 七夏「はい☆ ありがとうございます!」 七夏ちゃんと一緒に朝食を頂く・・・毎日、こんなに「朝食らしい朝食」を頂ける事に感謝する。この中に七夏ちゃんが作ってくれたお料理もあるのだろうか? いちいち訊くのもどうかと思うので、自分の舌で判断する。 時崎「このタマゴ焼き、柔らかくておいしい!」 七夏「はい♪ お母さんのダシ巻き、とってもふんわりです☆」     
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