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その少女は、少し驚いた様子で・・・ん? 黒髪の上で何かが動いた! これは虹!? その少女は、黒髪の上に虹・・・逆さ虹が映っていて、とても綺麗だ。髪に反射した光のハイライト・・・天使の輪なら知っているが、そこに虹を映す人を、俺は今まで見た事が無く、見とれてしまう・・・。
少女「あ、あの・・・」
時崎「!!! す、すみません!!!」
少女「いえ・・・」
少女の声に、自分を取り戻す。その時、
心桜「あっ! 笹夜先輩!!」
天美さんが現れた。助かった・・・前にもこんな事があったような・・・。
少女「心桜さん! こんにちは!」
心桜「こんちわー、笹夜先輩!!」
凪咲「いらっしゃいませ。高月(たかつき)さん、ようこそ風水(かざみ)へ!」
笹夜「この度は、お世話になります♪」
凪咲「こちらこそ、お世話になります。ごゆっくりなさってくださいませ」
笹夜「ありがとうございます♪」
凪咲「それでは、失礼いたします」
凪咲さんは台所へ戻ってゆく。
笹夜「ところで、七夏ちゃんは?」
心桜「つっちゃー今、着替え中・・・」
笹夜「あら、そうなの?」
心桜「んで」
天美さんは、俺の方を見てきた。その意味は、俺でも分かる。
時崎「えっと、時崎柚樹(ときさきゆた)と申します。民宿風水でお世話になってます」
笹夜「はじめまして。高月笹夜(たかつきささよ)と申します。お世話になります」
時崎「よろしくお願いします」
笹夜「こちらこそ、ご挨拶が遅れてすみません」
時崎「いえ」
心桜「あたし! 天美心桜(あまみここな)って言---」
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