第十七幕:夏の街に弾む虹

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そう言いながら天美さんは、俺の前にあるハンバーガー「だけ」交換した。 笹夜「まあ!」 時崎「おっ!」 心桜「ねっ☆」 まだまだ、天美さんの行動が読めない。 笹夜「心桜さん!」 心桜「なんですか?」 笹夜「時崎さん、すみません」 時崎「え!? あ、いえ、天美さん面白くて」 心桜「楽しいって、言ってよねっ!」 笹夜「もう、心桜さん・・・」 時崎「高月さん、ありがとう」 笹夜「いえ」 七夏「ここちゃーは、いつも楽しいです☆」 時崎「七夏ちゃん!」 七夏「お待たせしました☆」 七夏ちゃんが俺の隣に座ってきた。それが自然に見えた事が嬉しい。 心桜「んじゃ、み~んな揃って『ご挨拶!』」 笹夜「ご挨拶って!?」 七夏「ここちゃー、顔、ちょっと怖いです」 心桜「あははっ!」 天美さんは、割と駄洒落好きなのかも知れない。  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 心桜「あー、美味しかった~! ごちうさ~!」 七夏「ごちそうさまです☆」 笹夜「ごちそうさまでした♪」 心桜「テリヤキ美味しいんだけど、かぶりついた時に、中身飛び出すから、気をつかっちゃうよ」 七夏「くすっ☆」 笹夜「心桜さん、他の事にも・・・」 心桜「分かってます!」 天美さんは、心配りは出来ていると思う。七夏ちゃんとはその表現の仕方が違うだけ。それだけは確実だと思う。     
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