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七夏ちゃんの好きそうな物・・・では無く、俺の関心を惹く物があった。それは、七色に輝く小さな石のペンダントトップだった。
主「ラブラドライド・・・か・・・」
見る角度によって光り方や色が変わるこの石は「ラブラドライド」と記されていた。ペンダントならちょっと買いにくいが、ペンダントトップなら石みたいな感覚で買えそうだ。このラブラドライド、七夏ちゃんの瞳のイメージにぴったりだけど、七夏ちゃんにはどのように見えるのか分からない。俺は、三人に気付かれないように、このラブラドライドのペンダントトップを購入しておいた。
心桜「つっちゃー! 花火あったよ! 皆で花火しない?」
七夏「はい☆ 私も、これ買っておきますね☆」
心桜「線香花火! いいね!」
七夏「笹夜先輩! それは!?」
笹夜「本のカバーですね♪」
七夏「はい☆ 本屋さんでもあります☆」
笹夜「ええ♪」
心桜「本を買ったら『カバーお付けしますか?』って聞かれるよね?」
七夏「はい☆」
心桜「だから、ちゃんとしたブックカバーを買う事って無いかな~」
笹夜「心桜さん、ひとつ買ってみては如何かしら!?」
心桜「え!? あたしはいいです! こんな綺麗なカバー付けてて、その中身が漫画だったりしたら・・・ちょっとハズカシイ~!」
七夏「私は漫画でもいいと思います☆」
心桜「なんで?」
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