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心桜「いいよねっ! お兄さん! ・・・って、もう入っちゃってるけど」
七夏「くすっ☆」
笹夜「もう・・・すみません、時崎さん」
時崎「全然構わないよ! ありがとう。高月さん」
廊下に居る高月さんを見ていると、なんとなく、この三人の関係が見えてきた気がする。
心桜「んー冷たくて気持ちいぃー!」
天美さんは、押し入れの中の布団に、両腕を突っ込んでいた。天美さんらしいな。
七夏「もう☆ ここちゃー!」
七夏ちゃんが少し困ったような笑みを浮かべる。
七夏「柚樹さん、すみません。今、お布団を用意しますね♪」
時崎「ありがとう。天美さんの部屋から準備しないの?」
七夏「ここちゃーの泊まるお部屋は、押し入れがありませんので、お布団はここに一緒なのです☆」
時崎「なるほど」
七夏ちゃんは、俺の部屋のお布団を準備してくれている。俺も押し入れからお布団を取り、そのまま天美さんの泊まる部屋に運ぶ。
心桜「お兄さん! ありがとう!」
天美さんは手に枕を持ったまま、扉を開けてくれた。
時崎「お邪魔します」
心桜「その辺に適当でいいから!」
時崎「ああ」
お布団を置いて、自室に戻る。
七夏ちゃんは、高月さんの泊まる部屋に居るようだ。部屋を見ると、お布団が敷かれている・・・もう見慣れた風景に思える。
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