第四幕:自然な虹の輝き

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七夏「はい! 買ったばかりの小説だったので、家まで待ちきれなくて・・・」 時崎「なるほど。それでバスに乗る訳でもないのに、バス亭の椅子に・・・」 七夏「はい!」 時崎「バスではなく、イスを!?」 七夏「くすっ☆ 勿論、バスも時々利用してます!」 時崎「確かに、歩きながら本を読むのは危険だからね」 七夏「はい。私、歩きながら本を読まないように気をつけていますので。あの時は、バス亭の椅子を借りてしまいました」 時崎「なるほど。歩きながらの携帯端末の操作も、結構危険だからね」 七夏「そうですね。転んだりしないかと、心配になります」 時崎「俺も気をつけないと・・・」 七夏「そう言えば、あの時は、起こせなくて、すみません」 時崎「別に七夏ちゃんが、謝る事はないよ。元々寝てた俺が問題なだけで」 七夏「私、夢中になると周りが見えなくなっている時があって、バスが来た事は気付いたのですけど、隣に寝ている人が居た事までは・・・」 時崎「無理もないよ。いつもは、そのバス亭に俺は居ないからね。でも、バスに乗らないのなら、あまり長い時間バス停の椅子を借りるのは・・・って、俺も人の事を言えないな・・・」 七夏「くすっ☆ 私も気をつけます」     
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