第十九幕:夏の海に弾む虹

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笹夜「私は、心桜さんみたいに焼けた肌に憧れたりします」 心桜「なるほどねー。いわゆる『無い物ねだり』だよね~」 時崎「よいしょっと。七夏ちゃん、この辺りでいいかな?」 七夏「あ、柚樹さん。はい。ありがとうです☆ お疲れ様です☆」 俺は、借りてきたパラソルをセットし、日陰を作る。見たところ、高月さんは日差しに弱そうなので、パラソルがある方がいいだろう。 時崎「七夏ちゃん。その浮き輪も膨らますよ」 七夏「あ、ありがとうです♪」 俺は、七夏ちゃんから浮き輪を受け取り、膨らます・・・と同時に、七夏ちゃんは泳ぐのが苦手なのかなと、思ったりもした。天美さんや高月さんは、海で泳ぐ事に特に問題は無さそうだ。 心桜「それじゃ、お兄さん。あたしたち、着替えてくるから!」 時崎「ああ、荷物は見ておくから」 心桜「ありがとー。お兄さん!」 七夏「柚樹さん、また後で☆」 笹夜「一度、失礼いたします」     
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