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三人が、着替えている間、俺は七夏ちゃんの瞳の事について考える。天美さんや高月さんは、七夏ちゃんの瞳の事については、一切話している様子が無い。まあ、これは三人がそれなりに長い付き合いだからなのかも知れないが、初対面の時には一度は話題になっているはずだ。もしかすると、七夏ちゃんは、初対面の時に、瞳の話題をされなかった人に対しては、特に好意的なのかも知れない。確証は無いが、俺自身も初対面の時、七夏ちゃんの瞳には驚いたが、その事については話さなかった。ただ「写真を撮って良いかな?」とお願いしたけど、その時その理由を訊かれ「瞳が印象的だから」と正直に答えたら、写真撮影自体を断られたかも知れない。正直に答える事で相手を傷つけてしまうのなら、正直でない事の方が正解というケースも、あるかも知れない。俺は今後、七夏ちゃんに対してどう接してゆくべきなのか・・・考えが上手く纏まらない・・・。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心桜「おっ! つっちゃー それ! 新しいの!?」
七夏「はい☆ どう・・・かな?」
笹夜「七夏ちゃん。とっても可愛いわ♪」
心桜「うんうん! つっちゃーその色、セブンリーフみたいだね!」
七夏「はい♪」
心桜「んで、笹夜先輩は・・・ストラッピーにパレオと着ましたか!」
七夏「笹夜先輩! とっても素敵です☆」
心桜「ホント、笹夜先輩! 眩しすぎ!」
笹夜「ありがとう。七夏ちゃん♪ 心桜さん♪」
心桜「うんうん。でも、笹夜先輩。パレオは取った方が、もっと受けるかも~なんてね~」
笹夜「そうなのかしら?」
七夏「ここちゃーも、スッキリしていて素敵です!」
心桜「あははー。ありがと。あたしはどっちかって言うと、動きやすさ、泳ぎやすさ重視だからねっ! つっちゃーや笹夜先輩の水着みたいな『ひらひら~』なんか付いてると似合わなそうだし」
七夏「そんな事ないと思います☆」
笹夜「心桜さんもフリル、似合うと思います♪」
心桜「だといいけどねー・・・お兄さん! お待たせー」
七夏「えっと・・・・・」
笹夜「お待たせいたしました♪」
時崎「あっ! ああ・・・」
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