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七夏「ありがとうございます☆」
心桜「お兄さん、ありがとね!」
笹夜「ありがとうございます♪」
海への名残惜しさは・・・また、こんな風に四人でお出かけできればいいな・・・と、思う俺の気持ちと重なるのを実感する。そんな俺の思いを余所に、民宿風水に戻る三人は、とても楽しそうにお話していたが、しばらく見ていると、高月さんが時折少し曇った表情を見せている事に気付いた。
時崎「高月さん?」
笹夜「はい!?」
時崎「今日は、疲れた?」
笹夜「いえ、とても楽しかったです♪」
時崎「そ、そう・・・良かった」
笹夜「すみません・・・少し、考え事をしてしまって・・・」
高月さんは、俺が気に掛けたことを読み取っていた。もしかすると手の力が強い事と関係があるのかも知れない・・・。
時崎「考え事!?」
笹夜「ええ。私、今日、時崎さんと一緒にいる七夏ちゃんを見ていて、私達と居る時と少し違うなって・・・」
時崎「え!?」
それは、俺が天美さんや高月さんと居る時の七夏ちゃんを見て、同じような事を思っていたのと通ずる。
笹夜「上手く言えないのですけど、幸せと、少し不安を合わせたような感じ・・・かしら?」
時崎「不安!?」
笹夜「・・・はい」
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