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笹夜「心桜さん・・・どこでそんな言葉を・・・」
心桜「ん? お爺ちゃん!」
時崎「とりあえず、これは成仏させとくか・・・」
心桜「え!?」
俺は、ひとだま花火の亡骸の切れた糸の部分から持ち上げて、水の入ったバケツに入れた。
ひとだま花火「ジュワブッ!」
七夏「ひゃっ☆」
心桜「うわぁ!」
笹夜「きゃっ!」
心桜「なんか、この燃えカス、『成仏』って言わなかった!?」
七夏「そ、空耳です!」
笹夜「き、気のせいです!」
時崎「くくっ・・・」
俺は、込み上がってくる笑いを堪えていたんだけど・・・。
心桜「つっちゃー! お兄さん、余りにも恐ろしくて、体が震えてるよ~」
七夏「え!?」
時崎「違う! 可笑しくて笑いを堪えてたんだよ!」
心桜「あ、そなんだ!? 怖かったら、つっちゃーに抱きついたっていいんだよ~! ねっ!? つっちゃー!」
七夏「え・・・えっと・・・ま、まだ、せ、線香花火もありますからっ☆」
七夏ちゃんは線香花火が置いてある縁側の方へ掛けてゆく・・・。
心桜「はぐらかしたか~」
笹夜「心桜さんっ!」
凪咲「みんな楽しそうね♪」
時崎「凪咲さんもご一緒にどうですか?」
凪咲「あら、いいのかしら?」
時崎「はい是非!」
凪咲「ありがとうございます」
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