第二十幕:ふたつの虹の大切な夢

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心桜「昨日の花火の燃えカスがまだ落ちてる・・・」 時崎「本当だ。拾っておこう」 心桜「ん~」 太陽に照らされて背伸びをする天美さんは、キラキラと輝いてとても魅力的だ。 時崎「天美さん!」 心桜「ん?」 時崎「そのままで、一枚いいかな?」 心桜「どぞー♪」 時崎「ありがとう!」 俺は背伸びをする天美さんを撮影した。 心桜「ありがと! お兄さんっ!」 時崎「こっちこそ!」 心桜「そうじゃなくてさっ!」 時崎「え!?」 心桜「あたしの事、太陽みたいだって思ってくれて!」 時崎「あっ・・・」 心桜「それじゃ! またねっ!」 天美さんはそう言うと、風水へと掛けてゆく・・・。太陽みたいな女の子・・・聞かれていたか・・・そう思うと、急に恥ずかしくなってきた・・・。天美さんがすぐ風水に戻ったのは・・・恐らく天美さんなりの・・・改めて自然な気遣いができる人なのだと思う。そんな天美さんと、より明るく輝いている太陽を重ねながら、撮影を続けた。  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 七夏「あ、柚樹さん☆」 時崎「おはよう! 七夏ちゃん!」 七夏「はい☆ おはようございます☆」     
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