第二十幕:ふたつの虹の大切な夢

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時崎「いや。こっちこそ・・・」 心桜「花火大会の時までお兄さんがこの街に居れば、また会えると思うよ!」 笹夜「時崎さんは、ご旅行ですよね・・・いつまでこの街に?」 時崎「旅行自体は、当初一週間の予定だったけど、予定を変更して延長・・・かな」 心桜「そうなんだ?」 時崎「凪咲さんのご支援もあって・・・」 ・・・俺は、これまでの経緯を天美さんと高月さんに説明した。 心桜「なるほど・・・そういう事か!」 笹夜「七夏ちゃんのアルバム作り・・・素敵です♪」 心桜「そういう事なら、あたしたちも協力しない訳には!」 笹夜「ええ♪ そうですね♪」 時崎「ありがとう! 天美さん、高月さん」 ・・・二人が協力してくれると、心強い。 心桜「つっちゃーの笑顔・・・」 笹夜「凪咲さんの夢・・・いえ、願いなら・・・」 心桜「そだね! おっと、駅に着いた!」 時崎「ここで一枚いいかな?」 心桜「もちろん!」 笹夜「・・・はい♪」 駅を背に、二人を撮影した。 高月さんは、駅から列車でひと駅・・・隣街に住んでいるらしい。一駅で隣町といっても駅と駅の区間が長いので、それなりの距離がある事は知っている。     
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