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心桜「うん。 つっちゃー・・・というより、つっちゃーのお父さんから聞いたんだけどね!」
時崎「それはありがたい! 是非お願いするよ!」
心桜「んじゃ、あたしに付いて来て!」
天美さんの後を付いて行く・・・駅から少し離れた場所にある線路を跨ぐ歩道橋へと案内された。
時崎「ここは・・・」
心桜「この歩道橋を上って、駅の方を見る!」
時崎「なるほど!」
俺は天美さんについてゆき、歩道橋を上る。
時崎「これは、確かに!」
心桜「ね♪」
その場所は、駅全体を見渡せ、背後には深い緑の山と、海がキラキラと輝いていた。
心桜「ここは夕日も綺麗だし、撮り鉄の人もよく居るよ! 今日は居ないみたいだけど」
時崎「分かる気がする!」
心桜「っね!」」
時崎「天美さん!」
心桜「ん?」
時崎「ここで、一枚いいかな?」
心桜「うん、いいよ!」
俺は、この景色と天美さんを撮影した。
時崎「ありがとう、ありがとう。天美さん!」
心桜「ん? なんで二回言ったの?」
時崎「一回目は、この場所へご案内のお礼。二回目は撮影のお礼!」
心桜「あははっ! なかなか面白いね! それっ!」
時崎「そ、そう?」
心桜「ありがとうは、何回言われても嬉しいからねっ!」
何枚か、この風景も撮影しておく・・・そんな俺を天美さんは黙って待ってくれていた。
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