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実際に待たせたのは俺の方だ。七夏ちゃんは、購入した小説を手に持っており、とてもご機嫌な様子に安心する。
時崎「じゃあ、後の用事も済ませよう」
七夏「はい☆」
後は、凪咲さんに頼まれたお買い物があるようだ。その中でも「お醤油が3本、お酢が2本」と言うのは、民宿ならではだと思ってしまう。
時崎「お醤油が3本とか凄いね。俺なんて、お醤油1本あれば1年くらい持ちそうだけど」
七夏「そうですね。でも、砂糖醤油で煮込んだりするお料理だと、結構お醤油が必要になりますので」
時崎「なるほど」
俺は、七夏ちゃんのお買い物で、お醤油とお酢の入った袋を手に持つ。
七夏「あ、えっと、ありがとう・・・ございます」
お礼を言われるほどの事ではない。
時崎「他に買い物や用事はある?」
七夏「いえ。これでお買い物はおしまいですので、私はお家に戻りますけど、柚樹さんはどうされますか?」
時崎「俺も戻るよ。お醤油とか持ってるから」
冷静に考えると、重たいものは最後に買うだろうから、七夏ちゃんに聞くまでも無かったな・・・。
七夏「ありがとうございます!」
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