第四幕:自然な虹の輝き

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実際に待たせたのは俺の方だ。七夏ちゃんは、購入した小説を手に持っており、とてもご機嫌な様子に安心する。 時崎「じゃあ、後の用事も済ませよう」 七夏「はい☆」 後は、凪咲さんに頼まれたお買い物があるようだ。その中でも「お醤油が3本、お酢が2本」と言うのは、民宿ならではだと思ってしまう。 時崎「お醤油が3本とか凄いね。俺なんて、お醤油1本あれば1年くらい持ちそうだけど」 七夏「そうですね。でも、砂糖醤油で煮込んだりするお料理だと、結構お醤油が必要になりますので」 時崎「なるほど」 俺は、七夏ちゃんのお買い物で、お醤油とお酢の入った袋を手に持つ。 七夏「あ、えっと、ありがとう・・・ございます」 お礼を言われるほどの事ではない。 時崎「他に買い物や用事はある?」 七夏「いえ。これでお買い物はおしまいですので、私はお家に戻りますけど、柚樹さんはどうされますか?」 時崎「俺も戻るよ。お醤油とか持ってるから」 冷静に考えると、重たいものは最後に買うだろうから、七夏ちゃんに聞くまでも無かったな・・・。 七夏「ありがとうございます!」     
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