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俺と七夏ちゃんは、七夏ちゃんの家(民宿風水)へ戻る。七夏ちゃんは、いつも自然に振舞ってくれている。一方、俺はこの帰り道の中でも、常に話題を考えながら受け答えをしている・・・自然に、自然に・・・と、思えば思うほど、不自然な話し方になっている気がする。
意識を他の所に持ってゆくと、二人の長くなった影法師が、夕暮れ時を伝えてくれているように思えた。七夏ちゃんを見ていると、不自然さを取り除こうとするのではなく、それを受け入れる事が、自然な事になってゆくのではないかな・・・そんな気がしてきた。
第四幕 完
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