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心桜「小学生の頃の話だけど、弟とよくお菓子の交換をしてたんだよね。その時もポテトチップの交換をしたんだ。あたしはコンソメ味、弟はのりしお味だったんだけど、あたしが『のりしお味ほしいな』って言ったんだ。弟は『じゃあ交換!』と言ってきたから、交換する事にしたんだ。その時、弟は『形の壊れていない綺麗なヤツをあげる』って話してきた・・・まあ、両親が側に居たからかも知れないけど・・・。あたしはいい子ぶっている弟に、ちょっといたずらしてやろうと思い、形の壊れていない綺麗なポテトチップを袋の中から手にとって『んじゃ、あたしは形の壊れたヤツを選んであげよう!』と言ったら、それを聞いたお父さんが凄く怒った。普段滅多に怒らなかったから、あたしは泣いた・・・手に形の壊れていない綺麗なポテトチップを持ちながら・・・・・弟もびっくりして一緒に泣いてたっけ・・・」
笹夜「まあ・・・すみません・・・」
心桜「いやいや、今となってはいい思い出・・・かな?」
七夏「そんな事があったの・・・」
心桜「んでさ、その時、一緒に泣いていた弟の手に形の壊れたヤツが握られてたら・・・コノヤロー! なんだけど、実際はどうだったのか・・・本人しか分からないね」
七夏「ゆーちゃんも、形の綺麗なのを持っていたと思います☆」
心桜「・・・つっちゃーに免じてそういう事にしておくよ」
七夏「くすっ☆ 私、お茶を持ってきますね☆」
心桜「ありがと、つっちゃー!」
笹夜「七夏ちゃん♪ ありがとう♪」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「笹夜先輩! ここちゃー! どうぞです☆」
心桜「ありがと、つっちゃー!」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」
心桜「んー、餅朗のおせんべい、おいしぃ~」
七夏「ここちゃー、本当にそのおせんべい、好きですよね♪」
心桜「まあね! このおせんべいと、つっちゃーの煎れてくれる緑茶の組み合わせがサイコー!」
七夏「くすっ☆」
時崎「おや!? 天美さん、高月さん、いらっしゃい! あけましておめでとう!」
心桜「あ、どもーお兄さんっ! あけましておめでとう!」
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