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笹夜「必ずしもそうとは限りませんけど、自分が心細い状態や不安な状態に置かれている場合は、同じ人が居ると安心するのです」
心桜「赤信号---」
笹夜「皆でもダメです!」
心桜「うぅ! 速っ!」
七夏「私、その子としばらく一緒に居ましたけど安心できました☆ それ以来、その子とは会ってませんけど感謝しています☆」
心桜「名前は?」
七夏「えっと、分からないです」
心桜「んじゃ『一匹狼』って言葉があるけど、これは?」
笹夜「ある程度の所までは一匹ではないはずです」
心桜「なんで一匹になるんだろう?」
笹夜「詳しくは分かりませんが、一人になって初めて気付く事ってないかしら?」
心桜「つっちゃーは一人っ子だけど、どう?」
七夏「え!? どうって言われても・・・」
笹夜「七夏ちゃんは、一人で居る事が多いのかしら?」
七夏「お母さん、お父さんが居ます☆ それに、ここちゃーや笹夜先輩も♪」
心桜「あれ? もう一人居ない?」
七夏「え!? えっと・・・」
笹夜「とにかく、一人で考えたり、みんなで一緒に過ごしたり、そういう事が心を豊かに育ててくれます♪」
心桜「という事は、犬負けさんも一匹犬になってみると、何か変化があるかもね?」
七夏「そうなの?」
心桜「ま、あたしなら、対戦相手の犬をどうにかして一匹犬化させる事ができないか考えるけどねっ!」
七夏「それって」
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