第五幕:虹色ってドンナ色?

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いきなり露天でも良かったのかも知れないが、今回は室内銭湯を利用した。お風呂上りの七夏ちゃんと同じ香りがする銭湯は、なんともこそばゆい感覚になりつつも、それが少し嬉しかったりもした。 ・・・湯船に浸かり目を閉じる・・・今日一日、結構色々な事があったな・・・。七夏ちゃんと再会できた事を、改めて嬉しく思う。今までの旅館やホテル泊と違うのは、七夏ちゃんが、よくお部屋に来てくれた事・・・民宿は、そういう点で親しみを覚えた。 お風呂から上がり、七夏ちゃんが用意してくれた浴衣(風水浴衣)を羽織る。旅館や民宿では特別珍しい事ではないのだが、七夏ちゃんとお揃いの浴衣(とは言っても全く同じではないが)と言うだけで、何か特別な感じがする。俺は昼食を頂いた時の和室へ向かうと、そこで、お皿を並べていた七夏ちゃんがこちらに気付き、冷たい飲み物を用意してくれた。 七夏「もうすぐ、お夕食が出来ますので、少し待っててくださいね」 そう言うと、七夏ちゃんは、台所の凪咲さんの居る所へ戻って行った。     
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