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買い物を済ませて民宿風水に戻る。お庭で洗濯物を干している凪咲さんが目に留まる。
時崎「凪咲さん、ただいま!」
凪咲「あら、柚樹君。お帰りなさいませ。お昼は頂いたのかしら?」
時崎「はい。喫茶店で軽く頂きました」
凪咲「そうなの・・・七夏がおむすびを作っていますので、お腹が空きましたらどうぞ」
時崎「ありがとうございます!」
俺は、風水の台所へと移動する。七夏ちゃんの姿は見えない。とりあえず、買ってきた「ブルーベリーのタルト」を冷蔵庫の中へ入れておく。
そう言えば、今日、七夏ちゃんは用事があるって話していた。もし、まだその用事が片付いていないのなら、俺も手伝おうと思う。手伝える事ならだけど。
七夏ちゃんの部屋の前に来て、この前の出来事を思い出してしまう。七夏ちゃんが水着姿で出てきた事。今回はそんな事は無いと思うけど・・・。
七夏「柚樹さん!?」
時崎「え? うわぁ!」
七夏「ひゃっ☆」
隣の部屋から突然現れた七夏ちゃんに驚いてしまった。
時崎「な、七夏ちゃん!? ごめん!」
七夏「いえ、柚樹さん! 私の方こそ驚かせてしまって、すみません」
時崎「七夏ちゃん、用事は済んだの?」
七夏「えっと、まだ少し残ってます」
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