第二十三幕:光りなくとも輝く虹

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 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 時崎「ただいま!」 七夏「・・・・・ただいま」 凪咲「七夏! 心配したわ!」 七夏「ごめんなさい!」 凪咲「良かった! ナオには連絡しておいたから!」 七夏「・・・はい」 七夏ちゃんのお父さんも、帰りに七夏ちゃんを探していたようだ。 凪咲「七夏、帰りが遅くなる時は---」 時崎「凪咲さん! 七夏ちゃんは、困っている人を助けてて」 凪咲「え!?」 俺は、事の顛末を凪咲さんに説明した。 時崎「・・・という事です」 凪咲「そうなの・・・でも、連絡はしてくれないと」 七夏「ごめんなさい!」 凪咲「柚樹君、ありがとう。いつも助けていただいてばかりで」 時崎「いえ、七夏ちゃん。見つかって良かったです」 その後、七夏ちゃんは夕食を早々に切り上げて、部屋に戻ったようだ。今日は色々な事があって、七夏ちゃんも疲れているのだろう。俺も、自分の部屋に戻って、今日撮影した写真の確認とアルバム制作の続きを行う事にした。  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ どのくらいの時間が経過したのだろうか・・・トントンと扉が鳴る。 七夏「柚樹さん」 時崎「七夏ちゃん!?」 俺は、扉を開けた。 七夏「こんばんはです☆ 柚樹さん、まだ起きているのですか?」 時崎「え!?」     
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