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民宿風水で何度目かになる朝・・・聞き慣れた声に目が覚めてくる。
七夏「・・さん! これ!」
直弥「ああ。すまない。ありがとう、七夏」
七夏「くすっ☆」
直弥「よし! いよいよ明日だな!」
凪咲「そうね!」
直弥「そういえば、お客さん・・・時崎君は・・・」
七夏「えっと、柚樹さんは昨日、夜更かしさんだったみたい・・・」
直弥「そうか」
七夏「くすっ☆ 私から、お話しておきますので☆」
直弥「すまない、よろしく頼むよ」
凪咲「あなた、お気をつけて!」
七夏「お父さん! いってらっしゃいです☆」
凪咲「七夏、そろそろ柚樹君も起きてるかしら?」
七夏「私、おはようです☆ してきます♪」
何か会話が聞こえるが、その内容までは分からない。けど、トットットッという音が大きくなってくるのは分かった。次いでトントンと扉が鳴る。
時崎「七夏ちゃん! おはよう!」
七夏「え!? 柚樹さん?」
俺は、七夏ちゃんから呼ばれるよりも先に声を掛けて、扉を開けた。
時崎「おはよう! 七夏ちゃん、さっきも言ったけど」
七夏「くすっ☆ おはようございます☆」
昨夜も同じような事があったが、寝巻き姿だった七夏ちゃんは、見慣れた風水の浴衣姿になっている。
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