第二十四幕:のんびりさんの虹

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時崎「なるほど☆ 七夏ちゃん!」 七夏「はい?」 時崎「髪・・・跳ねてる」 七夏「え!? あ、ちょっと、整えてきますっ!」 慌てた様子で、七夏ちゃんは洗面所へ移動してしまった。もう少し、跳ねた髪の七夏ちゃんを見ていたかったかなーなんて思ってしまった。俺は目の前に残されたくしゃくしゃのお布団をたたむ・・・いい香りが広がってくる。さっきまで七夏ちゃんが包まっていた温もりも残っていて、少し動揺する。 凪咲「あら? 柚樹君?」 時崎「え!? な、凪咲さん!」 凪咲「どうしたのかしら? そんなに慌てて」 時崎「あ、いえ、すみません!」 凪咲「七夏は起きたみたいね」 時崎「はい。今は洗面所に居ると思います」 凪咲「もう、しょうがないわね。柚樹君、ごめんなさいね」 時崎「え!? 何がですか?」 凪咲「七夏、お布団をそのままにしているみたいですから」 時崎「それに関しては、俺にも責任がありますので」 凪咲「え!?」 時崎「七夏ちゃんの髪が乱れてるって話したら急に・・・」 凪咲「もう、しょうがない子ね」 時崎「すみません」 凪咲「いえ。あ、お布団は私が片付けますので」 時崎「ありがとうございます」     
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