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時崎「なるほど☆ 七夏ちゃん!」
七夏「はい?」
時崎「髪・・・跳ねてる」
七夏「え!? あ、ちょっと、整えてきますっ!」
慌てた様子で、七夏ちゃんは洗面所へ移動してしまった。もう少し、跳ねた髪の七夏ちゃんを見ていたかったかなーなんて思ってしまった。俺は目の前に残されたくしゃくしゃのお布団をたたむ・・・いい香りが広がってくる。さっきまで七夏ちゃんが包まっていた温もりも残っていて、少し動揺する。
凪咲「あら? 柚樹君?」
時崎「え!? な、凪咲さん!」
凪咲「どうしたのかしら? そんなに慌てて」
時崎「あ、いえ、すみません!」
凪咲「七夏は起きたみたいね」
時崎「はい。今は洗面所に居ると思います」
凪咲「もう、しょうがないわね。柚樹君、ごめんなさいね」
時崎「え!? 何がですか?」
凪咲「七夏、お布団をそのままにしているみたいですから」
時崎「それに関しては、俺にも責任がありますので」
凪咲「え!?」
時崎「七夏ちゃんの髪が乱れてるって話したら急に・・・」
凪咲「もう、しょうがない子ね」
時崎「すみません」
凪咲「いえ。あ、お布団は私が片付けますので」
時崎「ありがとうございます」
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