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いつもより早く目が覚めた。昨夜は、早めにお休みしたからだろうか。いつも起こされているのもどうかと思う。せめて今の季節限定ではあるが、蝉の目覚ましで起きれるように意識したい。
コンセントに刺さっている写真機の充電機器を取り外す。今、写真機に入っている電池の残量は十分である事を確認する。
しばらくすると、昨日と同じように一階から話し声が聞こえてきた。俺は、七夏ちゃんが起こしに来てくれる前に一階へ向かう。
七夏「あ、柚樹さん☆ おはようございます☆」
時崎「七夏ちゃん、おはよう!」
七夏「くすっ☆」
凪咲「おはようございます。柚樹君」
時崎「凪咲さん、おはようございます」
直弥「おはようございます。時崎君、今日はよろしく」
時崎「あ、はい! おはようございます!」
突然、現われた直弥さんに、少し動揺してしまう。
七夏「お父さん、鞄!」
直弥「ありがとう! 七夏!」
凪咲「あなた、いってらっしゃいませ。また後で♪」
直弥「ああ。楽しみにしてるよ!」
凪咲「はい♪」
七夏「くすっ☆」
時崎「七夏ちゃん? どうかしたの?」
七夏「えっと、お母さん、とても嬉しそうです☆」
時崎「なるほど☆ 七夏ちゃんも嬉しそうだよ!」
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