第二十五幕:蒸気と舞う虹

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七夏「はい☆ 柚樹さん、朝食の準備できてますので、どうぞです☆」 時崎「七夏ちゃんは?」 七夏「私も、これから頂きます☆」 七夏ちゃんと一緒に朝食を頂く。この後の事を話しながら--- 七夏「今日も、お天気で良かったです!」 時崎「そうだけど、日差しが強いから、気をつけないと」 七夏「はい☆」 時崎「そう言えば、今日のイベントは初めてなの?」 七夏「えっと、時々あるみたいです」 時崎「そうなんだ。七夏ちゃんは、いつも参加してるの?」 七夏「いえ、私はあまり・・・。でも、今回は、お父さんが運転士さんですから☆」 時崎「なるほど」 七夏「お母さんも、久々かな。お泊まりのお客様が居ると難しいから・・・そう言えば、ここ最近お泊まりのお客様も居ないですから、丁度良かったのかもです☆」 時崎「そ、そうなんだ」 七夏「あ、ごめんなさい。柚樹さん、お客様でした」 時崎「いやいや、今の俺は宿泊代を免除してもらってるから、こっちこそごめん」 七夏「くすっ☆ 柚樹さん居ると楽しいです☆」 時崎「ありがとう」 楽しいと話てくれた七夏ちゃん。その言葉が本心かどうかは分からない。だけど、それを本心に変えてみせる事が、七夏ちゃんや凪咲さん、何より俺にとっても大切な事だ。     
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