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直弥「それは、分かってるよ。それに、16番はここに来れば見れるからね!」
時崎「その、『16番』って言うのは?」
直弥「模型の大きさの規格の事だよ。線路の幅が16.5ミリなので16番って言われているんだよ。HOゲージとも呼ばれているね」
時崎「そ、そうなのですか?」
直弥「ちなみに、家にあるのは線路の幅が9ミリの9番、Nゲージと呼ばれていて、国内の鉄道模型としては最も普及しているんだよ」
時崎「な、なるほど」
凪咲「色々な大きさがあるって事ね」
時崎「ありがとうございます」
凪咲さんの「まとめ」でなんとなくだけど、理解できた。
七夏「お父さん、今日のお昼の場所・・・」
直弥「ああ、あっちの窓側の休憩所。12時10分頃に居るから」
七夏「はい☆」
直弥「それじゃ、そろそろ準備があるから僕はこれで」
凪咲「あなた。頑張ってね!」
直弥「ありがとう。凪咲!」
直弥さんは、乗務員室へと向かった。
凪咲「私たちも、広場の前に参りましょう」
七夏「はい☆ 柚樹さんも☆」
時崎「ああ」
俺は建物内全体と模型の写真も一枚記録しておいた。
広場の前に向かう、さっき見た転車台のすぐそばまで来た。近くで見ると、思っていたよりも大きく感じる。
凪咲「ここにしましょうか」
七夏「はい☆」
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