第二十五幕:蒸気と舞う虹

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直弥「それは、分かってるよ。それに、16番はここに来れば見れるからね!」 時崎「その、『16番』って言うのは?」 直弥「模型の大きさの規格の事だよ。線路の幅が16.5ミリなので16番って言われているんだよ。HOゲージとも呼ばれているね」 時崎「そ、そうなのですか?」 直弥「ちなみに、家にあるのは線路の幅が9ミリの9番、Nゲージと呼ばれていて、国内の鉄道模型としては最も普及しているんだよ」 時崎「な、なるほど」 凪咲「色々な大きさがあるって事ね」 時崎「ありがとうございます」 凪咲さんの「まとめ」でなんとなくだけど、理解できた。 七夏「お父さん、今日のお昼の場所・・・」 直弥「ああ、あっちの窓側の休憩所。12時10分頃に居るから」 七夏「はい☆」 直弥「それじゃ、そろそろ準備があるから僕はこれで」 凪咲「あなた。頑張ってね!」 直弥「ありがとう。凪咲!」 直弥さんは、乗務員室へと向かった。 凪咲「私たちも、広場の前に参りましょう」 七夏「はい☆ 柚樹さんも☆」 時崎「ああ」 俺は建物内全体と模型の写真も一枚記録しておいた。 広場の前に向かう、さっき見た転車台のすぐそばまで来た。近くで見ると、思っていたよりも大きく感じる。 凪咲「ここにしましょうか」 七夏「はい☆」     
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