第六幕:太陽があって虹は輝く

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天美「・・・つっちゃーの言ったとおりの人で良かった」 時崎「?」 今までの流れから「つっちゃー」が、七夏ちゃんの事・・・つまり、あだ名であるという事は、なんとなく理解できているが、何故その呼び方なのか気になったので、それとなく訊いてみる。 時崎「つっちゃー!?」 七夏「えっ!? は、はいっ!」 俺の言葉に七夏ちゃんが驚き、反応する。しかも、結構恥ずかしそうだ。この事で「つっちゃー」が七夏ちゃんの、あだ名である事は確実となった。 天美「『つっちゃー』は七夏の事」 七夏「・・・・・」 天美「『ななつちゃん』→『つちゃん』→『つっちゃー』かな?」 時崎「なるほど」 七夏「えっと、ここちゃーは『ここなちゃん』→『ここちゃん』→『ここちゃー』です☆」 時崎「そっちは、直ぐに分かったよ」 天美「つっちゃーの他にも『みのちゃー』とかも、あったかなー?」 七夏「こ、ここちゃー! それは忘れて!」 時崎「? みのちゃー?」 七夏「なっ、なんでもないですっ!!!」 俺は七夏ちゃん非公認のあだ名「みのちゃー」が気になったが、七夏ちゃんの様子から、この事には触れてほしく無さそうなので、これ以上追求するのは止めておく事にした。 天美「まあ、そんな訳で、また会えたらよろしくねっ! お兄さんっ!」     
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