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時崎「ああ。こちらこそ。・・・って、もう帰るの?」
天美「うん。午後から部活の練習あるから」
時崎「部活?」
天美「そっ!」
天美さんは、鞄の端から飛び出している「ラケット」と、筒のような物の中から羽根を取り出して見せてくれた。
時崎「あ、バトミントン!?」
天美「あ、お兄さん『バドミントン』ね」
時崎「あ、バドミントンなのか・・・」
天美「そうそう、あっ『羽根つき』って思った!?」
時崎「いや、羽根つきの印象もあるけど、スポーツ競技としては、スピード感があるよね。スマッシュなんかは目に見えない速さだよ」
天美「おー、お兄さんっ! 分かってる!」
時崎「いや、今、バドミントンで知ってる事を全てさらけ出したんで、これ以上は無いよ」
天美「あははー。それだけで十分だよー」
七夏「えっと、羽根つきは、羽子板になりますね」
時崎「羽子板! 確かに!」
天美「ちなみに、羽根の事はシャトルって言うんだよ」
時崎「シャトルか・・・なるほど」
天美「それじゃ、失礼しまーす!」
天美さんの大きな声で、凪咲さんが姿を現す。
凪咲「天美さん、またいらしてね」
天美「はい。凪咲さん! つっちゃーも、またねっ!」
七夏「はい☆」
天美「お兄さんも、また会えたらねっ!」
時崎「あ、ああ」
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