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直弥「C11イベント限定モデルが売り切れていたんだ。無理かなーと思ってはいたんだが、やはり無いとなると残念だなと思って」
凪咲「もう~」
凪咲さんは少し苦笑している。
直弥「いや、凪咲! 今回のC11イベント限定モデルは、僕が初めて凪咲と七夏を『運転士』としてだな---」
凪咲「はい! 分かってますから!」
直弥「今日は、C11が買って帰れれば完璧だったのに!」
七夏「お父さんっ! もう~」
七夏ちゃんまで凪咲さんと同じように苦笑している・・・微笑ましい。俺は思った。
時崎「あの・・・」
七夏「どしたの? 柚樹さん?」
時崎「C11って、これだったりしますか?」
直弥「!!!」
七夏「ひゃっ☆」
凪咲「まあ!」
俺は、蒸気機関車イベント会場で見かけた「C11蒸気機関車の鉄道模型」を取り出して見せた。
直弥「と、とと時崎君っ!!!」
時崎「はっ! はい!」
直弥「ど、どうして君がっ!」
時崎「えっと、イベント会場で見かけて、七夏ちゃんのお父さんが運転している蒸気機関車の模型だと、店員さんに勧められて・・・」
直弥「素晴らしい!」
七夏「柚樹さん! 凄いです☆」
凪咲「あなた! よかったわね!」
直弥「ああ! 風水でC11と再会出来ただけでも!」
時崎「よかったら、これ、お譲りします!」
直弥「ほっ! 本当かね?」
凪咲「あなたっ!」
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