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七夏「どおして?」
時崎「本当にほしいと思ってくれる人の所にある方が、模型も幸せだと思うから」
七夏「・・・・・」
時崎「それに、俺は線路を持ってないから、走らせる事が出来ないし」
七夏「くすっ☆」
直弥「時崎君! 早速、走らせてもいいのかな?」
時崎「はい! もちろん! どうぞ!」
直弥「ありがとう!」
C11蒸気機関車の模型を直弥さんに渡すと、直弥さんはそのまま自分の部屋に向かってしまった。
凪咲「もう~、柚樹君、ごめんなさいね」
時崎「いえいえ!」
凪咲「ほんと、鉄道の事になると・・・ね」
俺は思った・・・機関車が繋ぐのは、客車だけではなく、人と人もそうなんだなと。七夏ちゃんみたいな倒置法的考えになっている事に気付き、少し嬉しくなった。
時崎「そういうこと・・・か」
七夏「え!?」
時崎「あ、いや、なんでもないっ!」
七夏「くすっ☆」
MyPadを抱きかかえている七夏ちゃん。俺はこれからも七夏ちゃんと繋がりを持っていたいと思う。
凪咲「柚樹君、よかったら、流してきてくださいませ!」
時崎「流す・・・あ、お風呂! ありがとうございます!」
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