第二十六幕:虹をつないで

8/20
前へ
/1638ページ
次へ
夕食前に、湯船に浸かる。今日一日結構歩き回ったので、足が一番喜んでくれているように思う。風水でお世話になって12日、この街に来て二週間経過している。当初一週間の予定だったから、大きく予定は変わっている。この街・・・いや、七夏ちゃんともっと一緒に過ごしたいと思うけど、自分の本来の生活の事を考えると、今の時点で折り返し地点に来ているのではないかと思う。俺がこの街で、七夏ちゃんや凪咲さんにしてあげられる事を、しっかりと計画しなければならないな。 お風呂で流した後、いつものように七夏ちゃんが冷たい飲み物を用意してくれた。 時崎「いつもありがとう。七夏ちゃん!」 七夏「え!?」 時崎「え!?」 七夏「あ、えっと、夕食も出来てますからどうぞです☆」 時崎「ありがとう」 アルバム制作の件があるので、夕食を少し急いで頂く。 凪咲「ナオは?」 七夏「お父さん、まだお部屋に居ます」 凪咲「しょうがないわね~」 七夏「くすっ☆」 凪咲「お風呂で流してくるように、伝えてくれるかしら?」 七夏「はいっ☆」  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 時崎「ごちそうさまでした」 凪咲「あら、柚樹君、今日はもういいのかしら?」 時崎「はい。ちょっと行いたい事がありますので!」 凪咲「あまり、ご無理はなさらないでくださいね」 時崎「え!?」 凪咲さんは、アルバム制作の事を気にしてくれているようだ。 凪咲「今日は、色々とあって、お疲れみたいですから」 時崎「ありがとうございます!」     
/1638ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加