随筆二十三:一人っ子と一人でないっ子

5/8
前へ
/1638ページ
次へ
七夏「私は、兄弟が居ないから、居たら楽しいなって思います☆」 心桜「まあ、楽しい・・・と言えば楽しい・・・かな?」 笹夜「ええ♪ 美夜は少し元気過ぎて困る事もありますけど、楽しいと言えば楽しいかしら?」 七夏「くすっ☆ いいなぁ☆」 笹夜「その『俺妹さん』みたいに、純粋に可愛ければいいのですけど」 心桜「ん? 何かあったんですか?」 笹夜「少し、イタズラ好きな所があって・・・」 心桜「なるほどねー。んで、今日は笹夜先輩がターゲットにされたと」 笹夜「え!?」 心桜「笹夜先輩、ちょっと後ろ姿見せてもらえます?」 笹夜「え!? はい」 心桜「これは・・・やっぱり・・・」 七夏「どしたの? ここちゃー?」 笹夜「え!? 何か付いてるのかしら!?」 心桜「髪にうっすらと型が付いてる!」 笹夜「ほぁー・・・」 心桜「笹夜先輩、頭にバンドでも被せられたんですか?」 笹夜「いえ・・・その・・・」  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 美夜「お姉ちゃんお出掛け?」 笹夜「ええ♪」 美夜「いってらっしゃ~い!」 笹夜「はい♪」 美夜「あっ! お姉ちゃん帽子っ!」 笹夜「きゃっ!」 美夜「今日も日差し強いよー! あたしの帽子貸したげる!」 笹夜「これは・・・み、美夜っ!」 美夜「わぁー! お河童おねーちゃーん!」     
/1638ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加