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TV「・・・という結果だそうです。続きまして・・・あ、速報です! 怪盗ドッキ逮捕! 世間を騒がせていた怪盗ドッキが逮捕されました。怪盗ドッキは、犯行前に予告状を送付し、派手なパフォーマンスで警察官を翻弄しながら物を盗む事で世間を騒がせていましたが、先ほど、予告状を投げつける所を警察官に見つかり、脅迫の容疑で現行犯逮捕されました。自分が逮捕される事までは予告できなかったようですね」
心桜「・・・このしっくり来ない感は何!?」
笹夜「何!? って言われましても・・・」
心桜「何で予告状なんか投げつけてハードル上げるんだろうね!?」
笹夜「さあ・・・でも、より高難易度の事に挑戦してみたくなって・・・という例え方をされると分かるかしら?」
心桜「でもさぁ、怪盗ドッキ、捕まっちゃったら意味無いですよね!?」
笹夜「この場合は、逮捕されて良かったのではないかしら?」
心桜「え~~~!?」
笹夜「え!?」
心桜「予告状を放つタイプの怪盗って、本来の持ち主に届けるって言うのが基本じゃないの?」
笹夜「それって、キャッチアイ?」
七夏「ツインとテール?」
心桜「怪盗とんか・・・って、つっちゃー! 遅かったね!」
七夏「えっと、ごめんなさい。お母さんに、お使い頼まれて・・・」
心桜「お使い!? 逆に早くない!?」
七夏「くすっ☆ お使いは後でお出掛けします☆」
心桜「あ、そういう事ね!」
七夏「何のお話だったのかな☆」
心桜「あー、あたしが宿題を後回しにして、笹夜先輩がピアノばっかり弾くから、遂に怪盗ドッキが逮捕されたって所かな?」
七夏「くすっ☆」
笹夜「な、七夏ちゃん!? 今のお話で分かるのかしら!?」
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