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時崎「え!? ああ、すまない。七夏ちゃんは!?」
心桜「あっち!」
天美さんが指差した先に七夏ちゃんが居た。休憩コーナーの椅子に座って本を読んでいるようだ。
時崎「小説を読んでいるのかな?」
心桜「ま、良くあることだね。お兄さんもここで突っ立ってないで、つっちゃーの所で待ってたら?」
時崎「そうするか。ありがとう。天美さん」
心桜「いやいや。お兄さん、ちょっと笹夜先輩の事で気になってる事があるんじゃないかな?」
時崎「!!! なっ! なんでそれを!?」
心桜「あはは! あれだけの事があって、その後のお兄さんを見てたらすぐ分かるって!」
時崎「・・・・・」
心桜「ま、少なくとも笹夜先輩は、お兄さんのこと嫌ってないと思うから元気だしなよ」
時崎「え!?」
天美さんは、一連の様子を見てここまで読んでいた。そして、天美さんが「高月さんは俺の事を嫌っている訳ではない」と話してくれた事に随分と救われた。
心桜「まあ、そのうち笹夜先輩が話してくれると思うよ」
時崎「ありがとう。天美さん」
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