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七夏ちゃんと天美さんと俺は、しばらく休憩コーナーで高月さんを待つ。七夏ちゃんと天美さんは本を読んでいる為、特に会話は無かった。俺は高月さんの事と、さっき天美さんが話してくれた事が上手く馴染まないもどかしさが頭から離れない。しばらくすると、高月さんがこちらに駆けてきた。
笹夜「すみませんっ! 大変お待たせしました」
心桜「お疲れ様です!」
七夏「くすっ☆」
時崎「・・・・・」
心桜「んじゃ、軽くお茶でもしますか! 喫茶店は8階だってさ!」
七夏「はい☆」
天美さんに付いてゆく形で8階の喫茶店に向かった。そこでも普段どおりの七夏ちゃんや天美さんに対して、俺は何か引っかかっている感があって、高月さんも同じように思える。この引っ掛かりをなんとかしなければならない。
喫茶店で飲み物を頂いた後も、俺と高月さんは平行状態のままだ。このまま別れてしまうのはお互いによくないが、どうすればいい?
俺から「何でそんなに凄い勢いで手を引っ込めたの?」と訊くのは高月さんを傷つけてしまいかねない。天美さんは「高月さんから話してくれる」と話してくれたが、そのまま待っていていいのだろうか?
そのまま三人についてゆく形で1階まで降りた所で---
心桜「おっ! つっちゃー! セブンリーフのコーナーがあるっ!」
七夏「えっ!? わぁ☆ って、さっきも見ました☆」
心桜「あはは! んで、これどうする?」
七夏「あ! ヘッドホン用のアクセサリー☆」
心桜「イヤー最高!」
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