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心桜「あ、お急ぎって事!」
七夏「くすっ☆」
心桜「んで、本当に頼みますよ!」
七夏「え!?」
心桜「笹夜先輩のピアノ演奏の方!」
笹夜「え!?」
心桜「ほら! つっちゃーからもお願いしてよ!」
七夏「えっと、お願いいたします☆」
心桜「今度こそ大丈夫だよねっ!?」
笹夜「私、心桜さんの他のピアノ演奏も聴いてみたいです♪」
心桜「え!? 『猫踏んじゃった』しか弾けませ・・・あ、『君が代』があった!」
笹夜「君が代・・・国歌かしら?」
心桜「そうそう、昔、学校の授業でも歌ったよねっ!」
七夏「はい☆」
心桜「あの曲、あたし的に何か違和感が残るんだよねー」
七夏「違和感?」
心桜「なんか、曲の最後が終わった感じがしなくてさ」
笹夜「なるほど・・・確かに解決している感じが、しませんね」
心桜「解決?」
笹夜「音楽が終わった印象を受けないという意味です♪」
心桜「ですよね。なんでだろ?」
笹夜「始まりの音が『レ』で終わりの音も『レ』ですから、曲としては解決していると思います・・・不思議ですね」
七夏「始まりの『レ』と、終わりの『レ』?」
笹夜「旋律の基本的な構成で、始まりの音階と、終わりの音階が同じなら、曲が終わった感が得られます♪」
七夏「なるほど☆」
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