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・・・聞き間違いではない。七夏ちゃんは確かに俺と同じ「赤」と「青」を認識できている。七夏ちゃんと俺は同じ色を見ているという事なのか!? サンキャッチャーの時も思ったけど、こういう事は何度あっても嬉しくなる。
七夏「? どうしたの? 柚樹さん?」
時崎「え!? いや、信号の灯が綺麗だなと思って」
七夏「くすっ☆ 柚樹さん、どうぞです☆」
時崎「ありがとう」
俺は、コントローラーのつまみに手を持ってくる。この前は七夏ちゃんが手を添えてくれた事を思い出す。七夏ちゃんは信号機と列車を眺めているだけで、この前のような展開にはならなさそうだ・・・だったら!
時崎「七夏ちゃん!」
七夏「え!?」
俺は、コントローラーのつまみと七夏ちゃんを交互に見ると、七夏ちゃんは察してくれたようだ。
七夏「~♪」
七夏ちゃんがあの時のように手を添えてくれた。これを「日常の事」のようにしたいと思う。一緒にコントローラーのつまみをゆっくりと回すと、駅の3等式信号機が「赤」から「青」に変わった。
時崎「おっ! 青になった!」
七夏「はい☆」
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