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七夏ちゃんも信号の「青」を認識している! さらに、コントローラーのつまみをまわすとC11蒸気機関車のヘッドライトが点灯し、ゆっくりと動き出した。そのまま列車は信号機を通過すると、青だった灯は赤になって、しばらくすると黄になり、再び青に戻った。5灯式信号機を列車が通過すると信号は青、赤、黄色2灯、黄色1灯、青と黄色、青という順番で光るようだ。
時崎「列車の信号って逆なんだね」
七夏「え!? 逆って?」
時崎「青から赤になって黄色、青になるから、道路の信号と逆かなと」
七夏「そう言われれば、そうですね☆」
時崎「列車の信号って詳しくは分からないけど、青は『進め』で、黄色は『注意』、赤は『止まれ』かな?」
七夏「はい☆」
時崎「青と黄色が一緒の場合は・・・」
七夏「えっと、確か『減速』だったと思います」
時崎「げんそく?」
七夏「速度を落とす意味だったかな? お父さんに聞いてみれば分かるかもです☆」
時崎「あはは・・・」
七夏「どしたの?」
時崎「俺が直弥さんに訊くと、訊いた事以上に答えてくれそうだなと思ってね」
七夏「くすっ☆」
しばらく、七夏ちゃんと一緒に列車を運転させ、一通りの信号機の動作確認を行った。
時崎「問題ないみたいだね」
七夏「はい☆ ありがとうございます☆ お父さんも喜んでくれると思います☆」
俺は、直弥さんだけでなく、七夏ちゃんにも喜んでもらいたい。
時崎「七夏ちゃん! これ!」
俺は、机にあった直弥さんからの手紙を七夏ちゃんに手渡す。
七夏「ありがとうです☆ わぁ☆ 図書券です! こんなに沢山!」
時崎「良かったね、七夏ちゃん!」
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