随筆二十八:神経質過ぎやしませんか?

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心桜「あっ! もしかすると!」 七夏「え!?」 心桜「これ! 今、みんなで手を繋いでるよね?」 笹夜「はい♪」 心桜「こういう事で、克服できるかもしれないよね?」 七夏「! なるほど☆」 笹夜「確かに♪ でも、その為には、潔癖症のお方が好意を寄せるお方の存在が必要になります」 心桜「っそ! つまり、潔癖症克服の為には『恋』をする必要があるって事だね!」 七夏「恋・・・・・」 心桜「恋よ来いっ! こいこいっ!」 笹夜「心桜さん、その手つきは!?」 心桜「花札・・・こいこいしませんか?」 七夏「ここちゃー! もう・・・」 心桜「あ、つっちゃーが牛になった!」 七夏「もう! そうではなくて!」 心桜「妄想までする牛だったか!」 笹夜「心桜さんっ!」 心桜「わわっ! スミマセン!」 七夏「まあ、いいですけど。ここちゃー、恋で潔癖症が治るの?」 心桜「たぶん」 笹夜「どういうことかしら?」 心桜「恋をすると、その人と、こうして手を繋ぎたくなるよね?」 七夏「はい☆」 心桜「それってさ。他人と手を繋いでいるって事だよね?」 笹夜「ええ♪」 心桜「もう、その時点で、ほぼ潔癖症克服にならない?」 七夏「でも、苦手な人の手までは・・・」 心桜「それは、潔癖症に関係なくじゃない?」     
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