第三十二幕:不思議ふしぎの虹

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??「あの、勝手に撮らないでもらえませんか?」 時崎「え!?」 ??「写真・・・」 時崎「あ、すみません。そんなつもりではなかったのですけど」 ピピッ! 時崎「ん・・・夢・・・か・・・」 夢を見ていたという事は眠りが浅く、起きる準備が整っているという事・・・ちょっとした時計の音で目覚めるが、すっきりしない。 時崎「また、あの夢か・・・」 夢の中に登場した人物が、七夏ちゃんのように思えたけど、これはそうではないと信じたい。夢よりも、起きている時の意識と、七夏ちゃんからの言葉の方が真実だと思うから。しかし、人物を撮るという事に、神経を使わなければならないのも確かだ。俺は気持ちを切り替えて、1階へと降りる。 凪咲「あら? 柚樹君、おはようございます!」 時崎「凪咲さん、おはようございます!」 七夏「柚樹さん☆ おはようございます☆」 時崎「七夏ちゃん! おはようございます!」 七夏「くすっ☆」 時崎「ん?」 七夏「えっと、今から柚樹さんのお部屋にと思ってました☆」 時崎「そ、そう・・・いつもありがとう」 七夏「はい☆」 凪咲「今朝、ナオが、ありがとうって話してたわ」 時崎「え!? 直弥さんがですか?」     
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