11人が本棚に入れています
本棚に追加
??「あの、勝手に撮らないでもらえませんか?」
時崎「え!?」
??「写真・・・」
時崎「あ、すみません。そんなつもりではなかったのですけど」
ピピッ!
時崎「ん・・・夢・・・か・・・」
夢を見ていたという事は眠りが浅く、起きる準備が整っているという事・・・ちょっとした時計の音で目覚めるが、すっきりしない。
時崎「また、あの夢か・・・」
夢の中に登場した人物が、七夏ちゃんのように思えたけど、これはそうではないと信じたい。夢よりも、起きている時の意識と、七夏ちゃんからの言葉の方が真実だと思うから。しかし、人物を撮るという事に、神経を使わなければならないのも確かだ。俺は気持ちを切り替えて、1階へと降りる。
凪咲「あら? 柚樹君、おはようございます!」
時崎「凪咲さん、おはようございます!」
七夏「柚樹さん☆ おはようございます☆」
時崎「七夏ちゃん! おはようございます!」
七夏「くすっ☆」
時崎「ん?」
七夏「えっと、今から柚樹さんのお部屋にと思ってました☆」
時崎「そ、そう・・・いつもありがとう」
七夏「はい☆」
凪咲「今朝、ナオが、ありがとうって話してたわ」
時崎「え!? 直弥さんがですか?」
最初のコメントを投稿しよう!