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突然部屋に入ってきた七夏ちゃん。俺は慌てて作業中だった七夏ちゃんへのアルバムを隠す!
七夏「あ、ごめんなさいっ!」
時崎「い、いや! 驚いたけど・・・ど、どうしたの!?」
七夏「えっと、これ! 見てください!」
七夏ちゃんが、料理用のボールを見せてくれた。中には卵がふたつ・・・玉子焼きを作ろうとしているのかな? これが、どうかしたのだろうか?
時崎「これは・・・玉子!?」
七夏「はい☆ 双子さんです☆」
時崎「え!? 双子!?」
七夏ちゃんが、わざわざ見せてくれた理由が分かった。双子の卵・・・ひとつの卵の中に黄身がふたつ入っていた・・・という事らしい。
七夏「はい♪ 私、双子の卵さんと初めて出逢えました☆」
時崎「確かに、珍しいね! 俺も話しに聞いた事があるくらいで、実際に本物を見たのは初めてかも知れない」
七夏「くすっ☆」
七夏ちゃんは、とてもご機嫌よさそうだ。わざわざ双子の卵を見せる為に声を掛けてくれた事が嬉しい。
時崎「でも、どうして俺に?」
七夏「えっと、柚樹さん、珍しい現象とか、興味あるのかなーって思って♪」
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